ニッケルめっき加工処理は、ステンレス鋼・鋳物などの材質に適しており、「耐薬品性」も優れています。仕上がりは黄色味の金属光沢になります。
ニッケルは耐食性に優れ、硬さ、柔軟性など物理的性質も良好であり、色調も良くて変色しにくく各種の素地に対して直接密着性の良いめっきができます。
ニッケルは鉄に近い金属ですが、空気や湿気に対しては鉄よりはるかに安定であることから、めっきでは装飾、防食の両面に利用されています。
ただし、表面は空気中でわずかに変色するため、美観の付与と保持のためにクロムめっきを施します。
Ni、電気ニッケル、電解ニッケル、電気Ni、電解Ni
JIS H 8617
ニッケル皮膜が必要で、かつ硬度が必要な場合、寸法精度を維持したい場合は、
電気を使用しない無電解ニッケルめっき加工処理をお奨め致します。
1.ステンレス鋼・鋳物などの材質に対しても良好にめっき加工処理ができます。
2.「耐薬品性」があります。
鉄より腐食し難いめっき皮膜で鉄を遮蔽して防錆します・・・遮蔽防錆作用。
ニッケルめっきの皮膜のピンホールなどの欠陥を通して鉄の赤さびが先に発生します。
黄色味の金属光沢。